インターンシップに参加してみたいけれど、留学してすぐはハードルが高いと思う方もいるでしょう。ここでは大学に進学した方を例に、参加までのステップについて順を追って説明していきますね。
Step 1. 渡豪前
最初のステップとして、情報収集をしましょう。オーストラリアにはどのような機会があるのか、先輩留学生たちはどのようなインターンシップを経験したのか、留学体験談を参考にイメージしてみてください。
Step 2. 現地到着後
現地に到着したら、留学生をサポートする窓口をリサーチしてみましょう。
まず、留学先の大学にあるキャリアサポートオフィスに行って、どのようなサポートが受けられるか聞いてみてください。ワークショップやイベントがあれば、積極的に参加してみると良いでしょう。
次に、州ごとにStudent Hubと言われる留学生サポートセンターがありますので、最寄りのセンターについて、またサポート内容についても確認してみましょう。
Step 3. 1年生の間
まずはインターンシップの準備です。この準備に最適なのが、オーストラリア政府が無料提供している、オンラインのキャリア診断ツールCareer Matcherです。簡単なクイズに答えるだけで、あなたの性格や適性を分析し、適したキャリアを診断してレポートにまとめてくれます。
1年生の夏休みには、短期のインターンシップやアルバイトをぜひ経験して、働くことに慣れておきましょう。大学のキャリアサポートオフィスに相談したり、州のStudent Hubのサポートも利用しましょう。
Study Australiaの就職サポート情報サイト(Employability Hub)では、ボランティアに関する情報をはじめ、就業に関する権利、卒業後に申請できるpost study work visasなどについて情報提供しています。
大学では、授業の一部としてインターンシップが含まれていることもあります。また、Real-World projectsと呼ばれる、学生がグループで企業や団体のビジネスプロジェクトに参加する機会もあります。TAFEなどの高等専門教育機関で勉強をしている場合も、Vocational Placementという無給インターンシップが授業に組み込まれていることも多いので、専門分野での経験値を上げる絶好の機会となるでしょう。
Step 4. 2年生以降
2年生以降は、より実践的な経験を積むことを心がけてください。
オーストラリア政府は、現地教育機関に在籍中の学生を対象にした無料バーチャルインターンシッププログラム Study Australia Industry Experience Program (SAIEP)を提供しています。
SAIEPは留学後の就職の可能性を高めることを目的として、2週間で25時間実施されるオンラインプログラムです。オーストラリアのさまざまな教育機関を拠点とする学生がチームを組み、企業と直接つながり、現地学生とも協力しながらプロジェクトに取り組みます。グローバルな環境での働き方に触れることのできる良い機会です。SAIEPの参加方法に関しては、大学のキャリアサポートオフィスや州のStudent Hubにお問合せください。
また、大学や州政府では、スチューデントアンバサダープログラムを運営しています。イベントの企画・運営をはじめ、幅広い学年や専門分野で学ぶ学生へのサポートや、入学を考えている学生へのアドバイスなど、さまざまな業務を通じて、コミュニケーション力やリーダーシップスキルを磨くことができます。
インターンシップの情報は、大学のキャリアサポートオフィスに相談したり、また下記の州ごとの情報サイトも活用いただけます。
<参考>州ごとの就業関連サイト